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ユニバーサルデザイン

2026.05.11 月

当たり前が変わった瞬間 ― ベビーカーとユニバーサルマナー

この度ご縁があり、ブライトに入社いたしましたKです。
現在、1歳半の子どもを育てながら、仕事と子育ての両立に向き合っています。
そして今回、入社をきっかけに「ユニバーサルマナー検定2級・3級」を受講しました。
この記事ではマナー検定を受講して感じた率直な気持ちを振り返っていきます。

はじめまして

Kが手話でよろしくおねがいしますと挨拶をしているイラスト
K「よろしくおねがいします。」

私は、出産前まではアルティメットという競技を本格的にやっており、

過去には全日本大会や世界大会などにも出場しておりました。

気になる方はぜひ次のリンクを覗いてみてください(笑)

第29回全日本大学アルティメット選手権大会 大会結果

(集合写真の下に表記は旧姓ですが、N大学のトロフィーと賞状を持った写真があります)

 

今は娘がまだ小さいので、室内でできるバスケットボールを再開しています。

まだまだ試行錯誤の毎日ですが、これからどうぞよろしくお願いいたします。

 

そして今回、入社をきっかけに「ユニバーサルマナー検定」を受講しました。

この記事ではマナー検定を受講して感じた率直な気持ちを振り返っていきます。

ユニバーサルマナー検定

はじめに、ユニバーサルマナー検定とは、株式会社ミライロが主催している

誰もが安心して過ごせる社会をめざし、声かけや見守りなどの適切な関わり方を学ぶ検定です。

緑色の背景に、白い円形の中で、車いすに乗った男性と付き添う女性が描かれたロゴ。その下に「Universal Manners Test」と英語表記があり、さらにスローガンとして「Shift view, Change action.」と記載されている。ユニバーサルマナー検定の公式ロゴデザインである。
ユニバーサルマナー検定の公式ロゴです。

私はこれまで「ユニバーサルデザイン」という言葉は知っており、

“誰にとってもわかりやすく、使いやすいもの”という認識はありました。

しかし実際に学んでみて、

その「誰にとっても」という対象が、自分の中で限られていたことに気づきました。

目が不自由な方や聞こえにくい方は思い浮かんでいた一方で、

高齢の方や妊婦の方、赤ちゃん連れの方、怪我をしている方など、

日常の中にいるさまざまな人たちへの想像が、十分にできていなかったと感じています。

 

私自身、現在はベビーカーを利用することが多く、

ちょっとした段差やエレベーターの有無、電車やホームとの隙間、

おむつ替え台の有無など、環境によって行動が左右される場面があることを実感しています。

”当たり前”が変わった瞬間

ある日、ベビーカーを押して外出していたときのことです。
いつものように歩道を歩いていると、

突然「ガンッ」と衝撃が走り、ベビーカーの前輪が止まりました。

歩道と車道の境目にある縁石付近で、ベビーカーが段差を越えようとしている様子を写した写真。ベビーカーの後輪は道路側にあり、前輪は歩道の縁石に乗り上げた状態で止まっている。前方の歩道はタイル状の舗装、道路側はアスファルト舗装となっており、段差の存在が明確に分かる構図になっている。ベビーカーを押す人物の下半身も一部写っており、移動中の状況が伝わる。ユニバーサルマナーの観点から、歩行環境におけるわずかな段差が移動の妨げとなる場面を示している。
歩道の段差にベビーカーの前輪がぶつかっている様子

原因は、歩道と道路の接続部分にあるわずかな段差でした。

ほんの数センチの高低差ですが、前輪がうまく乗り越えられず、その場で引っかかってしまったのです。

予期せぬ急停止に、私は歩いていた勢いのままベビーカーにぶつかりそうになり、中に乗っていた娘も大きく揺れました。

幸いシートベルトを着用していたため無事でしたが、もし締めていなかったら…と考えると、今でも少し怖さを感じます。

普段であれば気にも留めないような小さな段差。

しかし、子どもと移動する立場になって初めて、それが大きな「障害」になることを実感しました。

 

子どもが生まれる前には、あまり意識していなかったことでしたが、

母になったことで、社会の「使いにくさ」や「不便さ」に気づく機会が増えました。

“私”も便利だと思っていたこの環境に障害を感じているうちの1人だったのです。

 

また、こうした不便さは、出産や怪我、病気、年齢の変化などをきっかけに、

誰にでも起こり得るものであると感じました。

だからこそ、そうした状況になってから気づくのではなく、

日頃から「どのようにすれば多くの方が心地よく過ごせるか」を考えることが大切だと思っています。

年齢やライフステージの異なる複数の人物が横一列に並んで描かれたイラスト。赤ちゃんから高齢の人物までが含まれ、それぞれ異なる姿で表現されている。人生の中では、けがや加齢などによって一時的または継続的に移動のしやすさが変化し、スロープや車椅子などのサポートが必要になる可能性があることを示している図である。
けがや加齢など、誰にでも“サポートが必要になる瞬間”は訪れるかもしれない

 

”当事者の声”を聞けたから手にした勇気

そして、UDマナー検定を受けて私の心が大きく動いたのは

“当事者の声を聞くことができた”

それが大きな理由のひとつです。

 

これまでは「迷惑になるかもしれない」「余計なお世話かもしれない」と考え、

声をかけることをためらう場面もありましたが、

今後は、必要としている方に対して自然に手を差し伸べられるよう意識していきたいと思います。

 

これからも一つひとつの気づきを大切にしながら、

日々の業務や生活の中で活かしていきたいと思います。

これからどうぞよろしくお願いいたします。

みなさまもぜひ、ユニバーサルマナー検定を受講してみてくださいね。

参考URLを載せておりますのでよろしければご覧ください。

赤ちゃんから高齢者まで、さまざまな年齢や立場の人物が横一列に並び、それぞれ異なる特徴や服装で描かれたイラスト。車いすを利用している人物のほか、白杖を持つ人物や耳のマークが描かれた人物も含まれており、視覚や聴覚などに配慮やサポートが必要な場合があることも表現されている。 誰しもが、けがや病気、加齢などによって一時的または継続的に支援を必要とする可能性があり、多様な人々が同じ社会の中で共に存在し、支え合いながら未来へ向かっていくことを示した図である。

きっと○○だろう、○○したほうがいいとされている、ではなくて
“こうしてほしい、知ってほしい”という当事者の生の声を聞けたからこそ
自分の行動を変える勇気がでたのです。

環境をすぐに変えることは難しくても、
自分の意識や行動は今すぐにでも変えることができます。