ユニバーサルデザイン 2024年6月10日

「かもしれない」が作り出す、優しさと思いやり。

ユニバーサルマナーを学ぶことによって変わる、物事の捉え方と行動の変化。

 


突然ですが、質問です!

ふと思い浮かぶ身近な人と、いくつ共通項がありますか??
例えば、、名前、生年月日、性別、身長、体重、視力、体力、
出身地、趣味、性格、言語、宗教、政治観、収入、幼少期の習い事、、などなど。

実は人と人は同じところを見つける方が難しかったりするんです。
つまり、自分の中にある価値観や常識は、人それぞれ異なる部分が生じてくるんです。


——————実体験のお話——————

通勤ラッシュの電車の中。

優先席に座ってイヤホンをつけて音楽を聴いている若い学生風の男性がいました。
ある駅から目の前に少し年配の方が立ちましたが、席を譲る気配はありませんでした。

そんな時、どう感じますか?

「なんで譲ってあげないのかな?」
そう感じる方が多いのではないでしょうか。

でも、こんな考え方もあるんです。
「学生は内部障害をかかえていて、立っているのが辛いかもしれない。」
※内部障害:内蔵機能や免疫機能などの、身体の内部の何らかの障害。
「精神障害をかかえていて、満員電車に乗ること自体、不安が大きいのかもしれない」
など、外見からは分かりづらい要因を抱えている方もいるのです。

実は1つのシチュエーションで色んな可能性があるのですが、
自分の考えや価値観で答えを決めつけてしまう事があるんです。

そんな時に一呼吸おいて、
「かもしれない」
という気持ち一つで多様な考えを持つことができ、
物事の見え方や捉え方が変わり、行動が変わり、
その優しさや思いやりでより多くの人が安心する環境になるんです。

——————最後に——————

先日ユニバーサルマナー検定を受講しました。
自分とは違う誰かの視点に立ち、行動することの重要性は
大きな気づきでした。

多様な方々と向き合うためのマインドとアクションを大切にし、
よりお互いに心地がよい関係を築いていきたいと思います。