多くの美術館が入場無料:貧富の差に関わらず芸術が楽しめる「London Design Festival」
ロンドンを世界有数のデザイン都市にするため2003年から始まった「London Design Festival」。
2018年は、9月15日(土)~23日(日)に開催されました。
●ヴィクトリア&アルバート博物館(V&A):
フェステバルは、ロンドン市内の施設やお店で様々なイベントが開催されます。中でもハブ機能のV&Aは、連日観光客で賑わっていました。
ヴィクトリア時代の建物はとても美しく、優雅なシャンデリアがドーム型のエントランスにマッチしています。
館内は広々して、ゆったり鑑賞を楽しめます。日本のような堅苦しさは全くなく、あちこちでデッサンをしていました。
銅板の上に紙を置き、鉛筆でこするとイラストが浮き上がるなど、子供が楽しめるコーナーも充実していました。
館内にあるカフェショップ「ギャンブルルーム」の内装にうっとり。
特設パビリオン「MultiPly」は、カーボンニュートラル方式。
構造物の製造と設置、輸送で排出される炭素の量が、完成した構造物に蓄えられた炭素と木材廃棄物の焼却によって相殺される方式です。
●トラファルガー広場:
ネルソン記念柱では、フェステバルの期間中のみ蛍光レッドのライオン像が登場。
テーマは”言葉を食べるライオン”。一般の人から募集した単語を叫ぶのです。子供たちも大喜び。
多くのモニュメントが特設会場だけでなく、身近な駅や商店街に設置されています。
ホテルの最寄駅「サウスケンジントン」のモニュメント。
シアターやオペラ街「コヴェントガーデン」のモニュメント。
●コンラン・ショップ:
美術館だけでなく、色々なお店ともコラボレーションをしています。
日本でも有名な「コンラン・ショップ」は、見事なショールーム!
店内には、Pinterest(ピンタレスト)で世界中から集められたアイデア集が壁一面に飾られています。
●ナショナル・ギャラリー:
ダヴィンチ、ミケランジェロ、レンブラント、ゴッホなど教科書に出てくる名画が年代順に並べられています。
そのためか多くのフロアで、子供たちが美術の授業を受けていました。
日本と違い写真撮影OK、おしゃべりOKで、子供、学生、観光客で賑わっています。
写真はフェルメールの希少な作品です。
●サーペンタイン・ギャラリー:
ウィリアム王子とキャサリン妃の住まいケンジントン宮殿があるケンジントン・ガーデンズに、夏季限定「サーペンタイン・ギャラリー」のパビリオンが登場。
今年はFrida Escobedoがデザインした瓦のような素材で作られた蛇紋岩パビリオン。光、水、幾何学の微妙な相互作用を利用したアート建築です。
●テートモダン:
テムズ川を渡ると、近代美術品を揃えた「テートモダン」。
内部の吹き抜けはダイナミックな構造。
ロンドンの美術館は作品の素晴らしさはもちろん、サイン表示も分かりやすく、動線がよかったです。アートを満喫したい方には、是非オススメですよ!
【UD旅行記バックナンバー】
UD旅行記:アラブ首長国連邦(アブダビ)
UD旅行記:ロンドン
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UD旅行記:シンガポール
UD旅行記:ベルリン
今回紹介した施設をはじめ、多くの美術館・博物館は入場料が無料!!
子供からお年寄りまで、貧富の差に関わらず芸術が楽しめる素敵なCityです!