なるほど音情報、視覚障害者のスポーツ「ブラインドサッカー東日本リーグ」
2016年10月22日(土)文京区小石川運動場で、ブラインドサッカー東日本リーグが行われました。私はSDGs推進の一環としてボランティア参加し、試合会場の設置や体験コーナのお手伝いに関わりました。
体験コーナー
一般の人が気軽にブラインドサッカーを体験できるように、
1. 鈴入りのボールが足元から離れないよう練習
2. ゴールから呼びかけ、声を聞き取る練習
3. アイマスクを付けて、ボールをシュート!
という手順で楽しんでもらいました。私も体験しましたが、想像以上に難しく、ゴールするまでかなり時間がかかりました・・・。
体当たりの試合!
この日は、「GLAUBEN FREUND TOKYO」対「埼玉T.Wings」などの試合が行われました。キーパー1人が見える人、フィールドプレーヤー4人はアイマスクをしています。さらにガイドという案内役が、ゴールの位置を伝えてプレーします。コートの大きさは、フットサルと同じくらいの大きさです。
ディフェンスが「ボイ!」という声を出しながらボールを奪いに行ったり、サイドラインにある壁を使ってパスを繋ぐなど、華麗なプレーが続きました。
私はサイドラインで観戦していたのですが、腰上の高さの壁に、試合中何度もボールやプレイヤーが体当たりしてきて、迫力満点! 見えないからぶつかるのではなく、相手の位置や体格、体の向きまで確認しているそうです。アッパレ!
なるほど「音情報」
ボールが転がると「シャカシャカ」鳴ったり、ディフェンスが「ボイ!」という声で自分の位置を知らせるのは有名ですが、それ以外にも音での様々な工夫がありました。
工夫1. ペナルティキックでは、ゴール枠の左右を金属で叩き、ゴールの位置を正確に知らせていました。
工夫2. タイムアウトの時には、スタッフが「壁」を叩いて、集合場所を知らせています。
工夫3. 試合中は、「◯番、◯◯によるファールです」「◯◯チームのコーナーキックです」などその都度アナウンスが流れ、ルールがあまり分からない人にも親切だな~と感じました。
ブラインドサッカーの魅力は、仕事でお世話になっている日本代表のTさんから教えてもらいました。パラリンピック正式競技でもあるブラインドサッカーは、体験しても、応援しても、とっても楽しめる競技です。