【交通】聴覚障害など外見からは分かりづらい方への支援:成田空港ヘルプストラップ
制作の背景
・政府は「UD2020行動計画」により、日本の空港が世界トップレベルの水準の対応ができるよう求めている。
・成田空港では、障害当事者やUD有識者からの意見を取り入れ、外見からは分からなくても空港で援助が必要な方のためのカードを作成。
制作後の反響
・従来、自分の障害を何度も説明する必要があったが、ヘルプストラップにより空港内スタッフが、支援が必要な方の情報を引き継げる仕組みができた。
・ポスターや案内リーフレットの配布、共用品推進機構ニュース掲載により、障害当事者、成田空港関係者、一般の方にも広く周知が広がっている。
あ!使いやすい3つのポイント
1.障害者モニター調査
「障害の内容を伝えるのではなく、手伝ってほしい事を伝えるものにしてほしい」等の障害当事者の要望を実現。
2.全国共通ヘルプマーク
聴覚障害の方、義足の方、内部障害や難病、妊娠初期の方など援助が必要な方のためのヘルプマーク。東京都とも連携し分かりやすい表示のカードが実現。
3.自治体カードとも併用
「自治体で発行しているヘルプカードも使えるようにしてほしい」などの要望から共通サイズのカードが入るストラップ形式に。