WORKS制作実績

知的障害当事者と一緒に作成した「障害と開発」やさしい日本語版パンフレット

発行者

独立行政法人 国際協力機構(JICA)様
https://www.jica.go.jp/

発行

2026年4月

配布先

JICA公式HP、JICA主催イベント、にじいろでGO!、神奈川県庁等

ツール

印刷物

機能

障害者配慮

制作の背景

  • JICA様は、「人間の安全保障と質の高い成長の実現」というミッションのもと、障害のある人もない人も共に学び、働き、社会に参加できる社会の実現を目指しています。
    なかでも「障害と開発」の取り組みは、障害のある人を支援の対象として捉えるのではなく、社会を構成する主体の一人として位置づけている点が特徴です。
    今回のプロジェクトは、JICAの「障害と開発」の取組を知的障害当事者にも届けることを目的に当事者団体と協働で制作し、相互理解の促進と関係性の構築を目指したものです。
    ブライトでは、情報のユニバーサルデザインおよび「やさしい日本語」の専門性を活かし、企画段階から制作全体に関与しました。

制作後の反響

  • 障害当事者との共同制作により完成したパンフレットは、知的障害当事者の団体関係者をはじめ、神奈川県庁やJICA様の各種イベントなどで活用され、幅広く普及・啓発が進んでいます。
    知的障害当事者を含め多くの方から「読みやすく、理解しやすい」といった声が寄せられています。また本コンテンツは現在では、視覚障害者向けにWebアクセシビリティに配慮したHTML版への展開など取組みが広がっています。

やさしく伝わるパンフレットになった3つのポイント

①障害当事者とともに進めた制作プロセス

知的障害のある当事者とJICA関係者、ブライトのスタッフが会議室でテーブルを囲み、資料やノートパソコンを使って打ち合わせしている様子。

制作にあたっては、JICA様が知的障害の当事者団体「にじいろでGO!」の皆さまからご意見を伺う場を設けるなど、3者で意見を交わしながら進めたことで、伝わりにくいポイントや、つまずきやすいポイントを丁寧に拾い上げ、内容に反映することができました。

②「やさしい日本語」の活用

「JICAってなにをしているの?」の見出しと、ふりがなややさしい日本語の表現で、世界の課題と学校・仕事・水などの支援内容を説明したページ

情報格差を生まないために「やさしい日本語」の考え方に基づき、難しい言葉や表現を避けることで、知的障害のある方にも理解しやすく、誤解が生まれにくい文章をJICA様と共に作成いたしました。

③視覚的にも理解しやすいデザイン

合理的配慮の説明ポスター。初めての場所での困りごとを減らすために、必要な手続きを確認したり、わかりやすい地図で説明するなどの具体例をイラストで紹介している。

ポイントが適切に伝わるよう、情報を整理しながら、イラストで補足をし、視覚的にも理解しやすい構成としています。
また、カラーユニバーサルデザインを取り入れることで、色覚に多様性のある方を含め、より多くの読者に配慮したデザインとしました。