せきが2週間以上続いたら要注意!「結核予防週間:9月24日から30日」で学ぼう
結核は昔の病気だと思っていませんか?実は日本で年間15,000人以上の新しい患者が発生し、約2,000人が命を落としている感染症なのです。
厚生労働省では、毎年9月24日から30日までを「結核予防週間」として結核予防に関する普及啓発などを行っています。
●結核の感染者数
世界では毎年1千万人が結核を発病し、150万人が亡くなっています(Global Tuberculosis Report2019:WHO)。新型コロナウイルスの感染者数は3000万人、死者数は95万人超(2020 by Johns Hopkins University&Medicine)ですが、比較してみても驚異的な数であることが分かります。
●結核の症状は?
いわゆる空気感染を起こし、一般的には肺の内部で増えて、せき、タン、呼吸困難等の症状が多いですが、肺以外の腎臓、骨、脳など身体のあらゆる 部分に影響を及ぼすことがあります。また、結核菌に感染した場合、必ずしもすぐに発症するわけではなく、体内に留まったのち再び活動を開始し、発症することがあります。
結核の初期症状は風邪に似ているため、注意が必要です。
1.タンのからむせきが2週間以上続く
2.微熱や身体のだるさが2週間以上続く
あてはまる場合には、早めに受診しましょう。
●結核予防会
結核予防会は、結核対策、国際協力、呼吸器疾患対策、生活習慣病対策に取り組んでいる公益財団法人です。
結核がどのようにして拡がるのか、どのようにして治すのかを理解し、定期的に健診を受ける、せきが長引くときは診察を受けるなど、一人ひとりの意識と行動について普及啓発しています。近年、外国人の結核患者の増加傾向が続いており、とくに若年者において顕著となっていることから、外国人向けの他言語コンテンツを提供し、外国人結核電話相談を無料で実施しています。
●結核予防週間
ブライトでは、2020年の周知ポスターとパンフレット「結核の常識」を作成しました。
過去のパンフレットは、制作実績をご覧ください。
このユニバーサルデザインレポートを担当しました!
ブライト企画営業 課長 |
周知ポスター、パンフレット「結核の常識」は色覚の個人差を問わず、より多くの人に見やすいよう、カラーユニバーサルデザインに配慮して作られています。