振り込め詐欺8,000件、被害額200億円、96.2%が高齢者の被害
自分は大丈夫!詐欺になんて引っかからない。と思っていませんか?
平成29年、振り込め詐欺件数はなんと8,000件以上、被害額約200億円。
金融犯罪撲滅のため様々なところでさまざまな啓発活動が行われております。
今回は先日行われた「全国銀行協会」さまの振り込め詐欺撲滅運動の参加レポートです!
振り込め詐欺ってなに?
うその電話やメールで相手をだまし、指定した口座に現金を振り込ませる詐欺です。
・息子や孫などを装って窮状を訴える「オレオレ詐欺」
・インターネットサイトの利用料などを請求する「架空請求詐欺」
・税金や保険料の一部を返すと持ちかける「還付金詐欺」
・暗証番号とキャッシュカードをだまし取る「キャッシュカード手交型詐欺」
などがあります。
※全国銀行協会さまの啓発チラシ
高齢者への注意喚起
11月14日中野サンプラザで行われた日本歌手協会主催「歌謡フェスティバル」。
往年のスターの歌声を楽しみに、ご年配の方を中心に2,000人以上が大集合!!
会場では全国銀行協会の職員はじめ金融犯罪の番犬「BANK-KEN」が啓発グッズを配布したり、
イベント中に全国銀行協会会長である藤原氏と往年のスター、人気子役が軽快なトークで注意喚起!
※当日配布された啓発グッズ
「自分は大丈夫」と思う人ほど危ない傾向もあるようです。
登壇した応援大使の寺田心くんも「悪いコトする人さんに注意しましょう!」と力強く発信。
まるで我が孫から問いかけられているかのようなそのメッセージは
全ての観客へ響き、大きな拍手で皆の意識の高まりを感じました。
※写真撮影禁止だったため写真でのレポートができず残念…。。。
高齢者へ「特殊詐欺」の注意喚起が必要な理由
振り込め詐欺を含む特殊詐欺の年齢別被害割合は65歳以上が72.5%。
手口別で高齢者被害認知件数をみると、振り込め詐欺が96.2%、
還付金等詐欺が93.8%と高齢者率が9割以上。
高齢者の被害がとても多いことが分かります。
しかし、しかし、金融機関や警察の取り組みにより認知数とほぼ同数の
被害を阻止している事実もあります(阻止率49.8%)!!!
普及啓発、やはり大切ですね。
高齢者目線で伝えることで「自分には関係無い」ではなく、自分ごととして捉えられる普及啓発。
注意喚起グッズも家庭や出先で使いやすいノートとなっており、会場外でも意識が高まる。