トピックス 2018年6月1日

江戸川区バリアフリーマップ

江戸川区では、多くの障害者団体からの要望を受けバリアフリーマップを協働作成しています。このプロジェクトは、ブライトを起業したきっかけとなったものです。

「近所のお店や病院を掲載してほしい」

当初、公共施設を中心にした誌面を予定していましたが、障害者団体が「公共施設を利用するのは年に数回」「外出のための安全・安心情報、街の魅力を伝えないと障害者の外出は増えない」と猛反発。行政が民間施設を掲載するという大きなバリアを乗り越え、掲載に至りました。

写真:江戸川区バリアフリーマップ一盛病院情報

「出かける時はまず駅、構内の詳細が知りたい」

通常のバリアフリーマップは、施設や設備をマッピングするのが一般的でした。江戸川区では、障害者団体からの「私たちは皆さんと同じように、バスや電車に乗って出かけます。駅周辺の情報、バス乗り場、駅の構内図など役立つ情報がほしい」という声に応える形で作成しました。

図:平井駅の構内図

「地図を音声化してほしい」

視覚障害者団体からの強い要望で、全ページに音声コードが採用されました。ここでバリアになったのは「地図の音声化」。何度も試作を繰り返し「◯◯駅近隣には、◯箇所の誰でもトイレがあります」など、地図を分かりやすく音声化しました。

写真:江戸川区バリアフリーマップ表紙

このマップの初版は2007年ですが、現在でも改訂を続けています。また、江戸川区の取り組みが高く評価され、全国にバリアフリーマップがひろがっています。障害者団体からの願い「ひろげようバリアフリーのわ!」が徐々に具現化されているのです。

イメージ写真:音響用押ボタン

ここがUD

プロジェクトに参加された全盲のご夫婦から、嬉しい言葉をいただきました。「私たちは、信号を渡るのも地下鉄に乗るのも命がけ。このマップがあれば外出が楽しくなる」
この出来事がきっかけで「クライアントだけでなく、実際に使う人からの要望を聞き、多くの人に情報が伝わるようにしよう」という想いからブライトが起業されたのです。