ユニバーサルデザイン 2018年4月23日

【JIS規格改正】安全標識にユニバーサルデザインカラーを採用

JISは、製品の種類・寸法や品質・性能、安全性などを定めた国家規格です。4月20日の改正で安全色及び安全標識にユニバーサルデザインカラーが採用されました。

2018年4月20日より、安全標識にユニバーサルデザインカラーが採用

訪日外国人観光客数が過去最高を更新し、2020 年東京オリンピック・パラリンピック開催を控える中、より多くの外国人が日本へ訪れることが見込まれています。

国際標準の改正も踏まえて世界に先駆け、一般の人だけでなく多様な色覚を持つ人だれもが識別できる色を選定し、規格に採り入れられました。

■経済産業省|日本工業規格(JIS)を制定・改正しました(平成30年4月分)http://www.meti.go.jp/press/2018/04/20180420006/20180420006.html

画像:安全標識のユニバーサルデザインカラー採用の比較表
具体的な改正前後の比較表

全体的には、黒と識別しづらい「赤」を黄色に寄せたため、そちらと識別するために「黄色・黄赤」から赤みを抜いて色調整を行っているようです。
カラーUDについては、「UDチェック>印刷物のUDチェック>チェック2」こちらを参照

ここがUD

安全標識は、遠くからでも容易に「禁止」、「安全」などの指示内容が一目で認識できなければなりませんが、その認識性はデザインと色使いに左右されます。
今回の規格改訂により、多様な色覚を持つ人々や訪日外国人を含め、多くの人々の安全の確保及び利便性の向上が期待されます。