トピックス 2016年9月22日

UD旅行記:シンガポール

初のアジアUD視察に、2016年9月16日から20日まで、夏季休暇を兼ねて行ってきました。急速に開発が進んでいるシンガポールなので、アスファルトと高層ビルだけのイメージでしたが、至るところに公園や緑道がある過ごしやすい街でした。

観光地がUD?!

シンガポール初の世界遺産となった植物園「ボタニックガーデン」。蘭が国花ということもあり、見事なまでの艶やかさ!

写真:ボタニックガーデンの蘭

世界中から観光客が訪れており、子供からお年寄りまで、賑わっていました。

写真:入り口で賑わう観光客

車椅子の導線はさりげなく表示されているだけでしたが、ベビーカーやローラボードでもスムーズに観光を楽しんでいました。

写真:スロープの地面に描かれた車イスマーク

快適な地下鉄乗り場

地下鉄は東京の「南北線」のイメージです。ホームにガラスのドアが設置されています。視覚障害の方がホームに落ちない工夫として日本にも導入が進んでほしいですね。

写真:ホームドアがついた地下鉄乗り場

また、点字ブロックの導線もしっかりしているし、エレベーターは透明で乗り降りしやすく快適です。シンガポールでは、Building and Construction Authority(日本でいう国交省)が、2007年にガイドラインを整備し、アクセシビリティやユニバーサルデザインの環境づくりを推進しているそうです。

写真:透明のエレベーター

ただ、気になったのがエスカレーターの角度とスピード。一瞬躊躇するくらいの速さで登り降りするので最初は戸惑いました。高所恐怖症の私には勾配が急で下を見るのが怖かったです(日本の速度が、ゆっくり目なのでしょうか?)。

写真:勾配が急なエスカレーター

また、構内のポスターをチェックすると…歩きスマホは世界的に問題になっているようですね。

写真:歩きスマホ注意のポスター

自然と融合した景観

日本では、駅近隣は開発が進み、ビルやお店が多いと思いますが、シンガポールは「どこが駅?」と迷うくらい森の中にさりげなく地下鉄乗り場があります。

写真:地下鉄駅の奥に建っているドナルド・マクドナルド・ハウス

駅の向こうには「ドナルド・マクドナルド・ハウス」。病気の子どもと家族のための支援ハウスですが、現在42の国と地域に358ヵ所開設されているようです。

写真:公園の中にあるホテル

私の泊まったホテルも大きな公園の中。

写真:緑が豊富な大学

木目の建物で、緑豊かな施設は、なんと大学!

写真:謎のキャラクターと子供達

ポケモン?謎のキャラクターですが、着ぐるみは世界共通で人気のようです。

ここがUD

シンガポールは、ポイ捨てすると罰金が発生するようで、街や駅構内がとっても綺麗。環境に配慮しながら、心地よい空間づくりを目指すことが、ユニバーサルデザインの原点だなぁと実感した旅でした。